もち米パパと子供の成長記

元気いっぱい3姉妹の父親です。子供たちとの日常や気になることを書いていきます。時々、自分の楽しみやその他の情報も書いていきたいと思います。

1ヶ月半前に頭を骨折した三女の受診 3ヶ月後は頭部CT撮影。CT撮影は子供に影響はないのか?

先日、頭部を骨折した三女の病院受診がありました。

 

転落してから約1ヶ月半。特に変わった様子もなく、先生からも「大丈夫そうだね」と言われました。

 

頭部の骨折がどれほどで骨癒合するのか、色々と調べたのですが詳しい期間などがのっているものを探すことができませんでした。先生に聞いても、詳しい期間まではわからない様子。

 

とりあえず、3ヶ月後に再度受診し、頭部CTを撮って問題なければ診察終了になるとのこと。しっかりと癒合しているかどうかは、やっぱり脳の画像診断が必要。

 

今回思ったのが、頭部CTを撮ることになると、少なからず放射線を浴びることになります。うちの子供は、転倒時に複数回の撮影をしており、3ヶ月後の受診の際も撮影することになっています。放射線被曝は大丈夫なのか?

 

 

頭部CTの放射線被曝量はどのくらい?

頭部CTの放射線被曝量は2~10mSV(腹部CTで10~20mSV)。

 

この放射線量は専門家からすると、極めて微量とのこと。成人では100mSV以下だと発がん性のリスクは非常に低い。逆に100mSV以上だと発がんリスクが高くなる。

 

しかし、大人は大丈夫でも子供はどうなのか?子供は大人と違って体も小さく、それだけ放射線を浴びやすい。また、成長段階の子供は放射線感受性も高いようで大人の2~3倍あるとか・・・

 

頭部CTによる子供への影響

撮影したからといって、すぐにその症状が出るわけでないようです。しかし、将来のがん発生率が高くなる可能性がある。

 

オーストラリアで19歳以下の1090万人を調査したところ、CT検査歴のある人とない人では24%検査歴のある人の方ががんになる可能性が高いという研究があります。

また、頭部CT 2~3回で脳挫傷のリスクが3倍

   頭部CT 5~10回で白血病のリスクが3倍とも言われています。

 

このような研究結果をみると、頭部CTを撮った後にはなるのですが、うちの子の将来は大丈夫なのかと心配になってしまいます。

 

頭部CTを撮る必要性って・・・?

日本はCT装置数が世界で第一位と、何かあればCT撮影で検査ができる環境が整っています。人口1000人あたりの年間撮影件数が156件で、世界15カ国の平均は122件。ということは、日本人は怪我をした際にCT検査を行う割合が多いということになります。

 

子供が怪我をしたとき、ましてや頭を打ってしまい脳に何らかの影響がないのか心配になってしまう親は多いと思います。僕もその一人です。今は情報番組などで色々な怪我や病気の話を耳にすることが多くなり敏感になっている方も多いと思うので、すぐに検査を希望する方も増えてきているのではないかと思います。

 

頭を怪我してしまうと、CTを撮ってもらおうという考えがすぐに出てくると思いますが、リスクを少なからず伴ってしまうこの検査をする必要はあるのか?

 

海外からは、日本はCT被曝量が多い事を指摘し、がんの発生リスクが高いと警鐘をならしているとの報告もあるようです。なるべく、放射線被曝を避けるために、海外では頭部外傷に対する、頭部CTを撮るのかどうなのか判断するガイドラインがいくつかあるようです。それぞれ基準に差はあるも、意識障害の有無、嘔吐などの有無、日常の様子との違い、転落時の高さ、衝撃などが判断材料になる様子。あとは、医師が必要性を感じたときや家族の希望などによって決まるようです。結局は、医師や家族の判断になるのかなという印象。

 

うちの子は実際に頭部を骨折したわけですが、結果的に今回は撮って良かったと思っています。大丈夫であろうと思い込み、頭を保護することなく過ごしていたら、もしかしたら大変なことになっていた可能性もあったと思います。

 

最後に

結局、頭を怪我したときに頭部CTを撮った方が良いのか、撮らない方がいいのか、その時の状況や医師との相談で決めていくしかないのかなと思いました。撮って異常が見つかる可能性もあるし、異常がないこともありえます。大丈夫だろうと撮らないでいると、あとあと異常があったことに気づく場合も・・・。

子供にとって頭部CTは少なからずリスクはあると色々と調べて感じましたが、何が正しいかは正直答えはでませんでした。奥さんとも話をしていて、将来がんにならないか心配と話していましたが、100%なるわけではなく、あくまで可能性の話なので、今から悲観的になってもしょうがない。今、子供にできることをしっかりやっていこうと思います。

なんだか、暗い内容になってしまいましたが、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。